2022/05/27
大河ドラマ廃止論①需要と供給の破綻、大河ドラマで【まちおこし】という究極の無駄遣い幻想
私たちが暮らすために必要な支援と公共へのサービスが国から提供されて、私たちは国に対して税を納める。
それが、国と国民の【需要と供給】のバランスです。
さて、本来そのひとつに入っているはずのNHK(日本放送協会)というサービスは、いかがでしょうか。
どうしたことか、全国民から【NHKに対する税金】とも言える受信料を義務として徴収し、国からの資金も予算に組み込まれる形で受け取っているはずなのに、提供されるサービスは「すべてが必要不可欠」と言えるものでしょうか?
日々のニュースと気象情報。
スマホを全国民が所持しているわけではないため、中にはこうした情報源としてNHKのニュースと気象情報が必要不可欠な人たちはたくさんいます。
しかし、その他は趣味の領域を出ない番組ばかりです。
【ヲタク】と呼ばれる層に忖度した「推し」やら何やらを強調しまくり、他局の作品を無節操に取り上げるアニメ他サブカルチャー。
特定のアイドルグループやタレント御用達の放送局よろしく、お目当てのファンだけ見てくれればいいとばかりなチャラチャラ飾り立てたような、品性に欠けたスラングが飛び交う中身のないバラエティ。
そして、歴史をヲタク向けフリー素材かの如く扱い、事実を伝えるよりも人物と時代の人気で【一時的なムーブメント】を創り出すことに必死なのが大河ドラマです。
日々生きる上で必要不可欠な、特に災害などの命に関わるような気象情報や報道は【需要】です。
しかし、「見たい人だけ見ればいい」という番組作りは、果たして国家予算と義務的に徴収した受信料に対して見合った【供給】とは言えないものです。
また、「大河ドラマは【まちおこし】なのだから積極的に舞台として誘致をするのだ」という声はよく聞こえますが、それは詭弁に他なりません。
都合よく創られた歴史など偽物にすぎないものです。
それを利用しての【まちおこし】も、結局は偽物です。
本来の【まちおこし】とは目先の設けではなく、その風土を活かした伝統料理や工芸や産業、空気の済み具合など、他とは比べようもない魅力の研鑽です。
(ゆえに都道府県魅力度ランキングは無意味)
それら風土を守るために必要な道路や河川、海岸沿いや丘陵地の斜面のメンテナンスとして地方税や国からの地方交付金が使われるのです。
それが住民を守る安全保障です。
しかし、そうではなく目先の利益のためばかりに税や国家予算、地方交付金が使われるのが現状であり、大河ドラマもその【無駄遣い】の大きな要因になっているのです。
見たくもない番組に受信料が使われ、大切な国家予算が使われる。
その番組との連動の偽物の【まちおこし】に地方税が使われ、大切な国家予算が使われる。
大河ドラマ1年間(1作品)の制作費は約50億円です。
このような無駄遣いで、人命を含めた国益がどれほど損なわれたでしょうか。
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